一般財団法人地図情報センター
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〔目次〕
■巻頭随筆
・名古屋の歴史にみる低地と台地の刻印
■特集 名古屋を知る
・名古屋の地形
・名古屋の気候
・古地図で名古屋をみる
・地図でみる名古屋圏の経済
■地図楽
・読図のヒント ]]?
 都市の集成図「東京西部近郊」
・世界地図紀行 3 イギリス・リヴァプール
 海商都市リヴァプールの「光と陰」
  :世界遺産とビートルズを考える
・地図と私 地図の製作にかかわって
■文献紹介
・シーボルトが日本で集めた地図
・わかる! 取り組む! 災害と防災 全5巻
・地図学の聖地を訪ねて
■資料室
・2017年3月号〜2017年5月号
・(一財)地図情報センターからのお知らせ

地図情報 Vol.37 No.2 通巻142号 特集:名古屋を知る
〔付録解説〕 初三郎の代表作といえば、「観光の名古屋市とその付近」(大名古屋名勝交通鳥瞰図)名古屋市勧業協会刊、昭和8年の改訂版こそ表題の作品(昭和12年、2種)である。汎太平洋平和博覧会(約481万人入場)を前にして市が依頼ということだ。特色のある大胆な構図は、西南側の木曽・長良・揖斐三川上空から斜め下を俯瞰する様子を描画。左端には三川の中・上流部の日本ライン、犬山(鵜飼の篝火、蘇江画室表示)付近をU字型に曲げることによって、雪冠を頂く伊吹山や木曽御岳山、その背後に琵琶湖、遙か遠くに朝鮮半島まで入れる苦心。中央部は空襲被災前の名古屋市街地を細部にわたって緻密に描く。名古屋駅や名古屋城(再建プラン)、大須観音、熱田神宮、東山公園など。他にも立体的ビル群の建物名称まで入れ、新旧地図としても使える配慮。右端には、博覧会場や名古屋港の姿を示し、伊勢湾から伊勢神宮、朝熊山を山当てしながら外洋の太平洋に出る航路までも表現。象徴としての富士山(本当は名古屋から見えない)もしっかり描写していて嬉しくなるほどだ。四方に延びた鉄道路線網の色分けも親切である。(藤本一美)



〔付録〕大判ポスター:「名古屋市鳥瞰図」再発見
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