一般財団法人地図情報センター
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〔目次〕
■巻頭随筆
・教材と地図
■特集 教材と地図
・主題図を中心とした地図帳の使い方
・教材としてのGIS
・フィールドワークで地図を使う
・「身のまわりの環境地図」を作る
■地図楽
・読図のヒント]]]
 地図のなかみ 変化・進歩
・吉田初三郎の弟子達の群像C 中村治郎(慈郎) 
 日本観光美術社・全国観光事業社他の作品
・世界地図紀行 2 古都ウプサラでスウェーデンと
 日本とのつながりについて考える
■巡検・見学会・セミナー
・バス巡検記「水戸徳川家の歴史を訪ねて」
■文献紹介
・世界の都市地図 500年史
・江戸・明治の古地図からみた町と村
■資料室
・2016年12月号〜2017年2月号
■お知らせ
・(一財)地図情報センターからのお知らせ
・裏表紙解説

地図情報 Vol.37 No.1 通巻141号 特集:教材と地図
〔裏表紙解説〕
「文部省検定済 中等地理概説」(小林房太郎著、東京文學社発行、大正11〈1922〉年発行、A5判、(一財)地図情報センター蔵)
 本号特集にあわせ、「中等地理概説」巻末の“世界等圧線図(原文旧字体、以下同)”を掲載した。本図は季節別気圧分布の解説図であり、主題図というわけではないが、カラー巻末図が地学的内容を主としているためにこの図を選んだ。本文中では“茶及珈琲産地分布図”、“世界交通図”などのモノクロ主題図がいくつか掲載されている。
 巻頭の例言によると、「本書は中等学校地理科の教授要目に準拠し地理概説の教科書に充てんが為に編纂したるものなり。」とある。
 この時代、地理科の教科書は日本地理・外国地理・地理学通論(地文・地文学・地理学概論)に分かれ、本書はその通論で地学的要素が強い。
 中学校・高等女学校・師範学校の教科書は、明治19(1886)年から検定制度となり、国定教科書となる昭和18(1943)年までの約50年間、多くの著者・出版社により教科書が発行され、幅をもった教科書の採択が可能であった。例言にも「従来行はれし地理概説は地文地理を先にし人文地理を後にせしも、予は之を四編に分ち、第一編を人文地理、第二編を地文地理、第三編を天文地理とし、最後に総括として地文と人文との関係を掲げたり、蓋し天文・地文は数理の素養を要する大なるを以て、之を学年の始めに授けんよりは、寧ろ終に譲るを以て最も策の得たるものなりと信ずればなり。」とあり、著者のオリジナリティーが感じられる。(編集部)



〔付録〕大判ポスター:舟形世界地図
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