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〔目次〕
■巻頭随筆「富士山の総合地図展を」
■特集 富士山と地図
・富士山可視マップ
・富士道中日記に富士講を読む−富士講と人生儀礼を中心にして−
・富士塚〜転写された富士山の霊性〜
・冨士見十三州輿地全図と浮世絵の富士
・富士山頂お鉢の絵図と山名
■地図楽
・読図のヒントXVI 富士山の旧版地形図あれこれ
・紙の地形図をじっくり眺めてみよう 第14回 今度は気仙沼まで行ってきました
・古地図を旅するXI 地図皿の世界
■文献紹介
・東京凸凹地形案内2
・完訳 日本奥地紀行 1〜4巻
・蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む−蘭学編−
■資料室
・2013年6月号〜2013年8月号
・(一財)地図情報センターからのお知らせ
・表紙・裏表紙解説
■付録「日本の富士山 郷土富士カレンダー 2014」


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地図情報 Vol.33 No.3 通巻127号 特集:富士山と地図
〔表紙・裏表紙解説〕
■富士登山案内図
 今の富士山登山道を登る多くの登山・参拝者は5合目まで自動車利用で、吉田口(北口)富士スバルライン5号目、小御岳神社前からと、富士宮口(南口)富士山スカイライン新5合目からが圧倒的に多い。他に須走口(東口)と御殿場口(東表口)からのものと合わせて4ルート。ところが、昭和5年のこの案内図ではルートはほぼ同じだが、現在の御殿場線(当時は昭和9年に開通の丹那トンネルはまだ工事中で、こちらが東海道本線だった)の駅を起点に、浅間神社里宮や馬返し上の1合目から順に歩き始めるのが一般的だったことが判る。もちろん北口・南口からも盛んであったが。
 案内図の発行所・販売所が御殿場なので、東口と東表口を中心にすえて、両側に南口と北口の登山道を示し、手書き絵入り山頂のお鉢も立体絵図に仕上げているのが特色であろう。須走からの里程も記し頂上まで三里十七丁(1里は約3.9km、1丁は約109m)、「午前五時ノ登山ニテ日没迄ニハ安々ト下山出来マス」は親切だ。赤丸の登山記念印は、朝陽と夕陽だろうか。
(藤本一美 鳥瞰図・展望図資料室主宰)

〔付録解説〕
■日本の富士山(郷土富士カレンダー)
 全国各地にある「○○富士」と名づけられた山を「郷土富士」「ふるさと富士」などと呼ぶ。地形的・地質的な共通性からではなく、あくまでも見た目が「本家」の富士山に似ているから付けられた名称である。中には本当に富士山だと誤認してしまうようなものから、どうしてこれが富士山?と首を傾げたくなるものもある。
 数え方によるが、私が主宰する「山の展望と地図のフォーラム」の会員の調べでは47都道府県すべてにあり、465に達する。
 ここではその中から代表的なものを「本家」を入れ15選んだ。写真は郷土富士の所在地の月にふさわしいものにした(薩摩富士は菜の花が満開の3月、のように)。
 地図は、国土地理院の電子国土Webを使用している。サイズの都合で地名が小さくなっている点はご容赦願いたい。地図表現が工夫された電子国土Webと郷土富士のコラボをお楽しみください。
(田代 博 山の展望と地図のフォーラム主宰)

※この号は在庫僅少です。

〔付録〕卓上カレンダー