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■ 巻頭随筆
 東日本大震災と地図情報

■ 特集 東日本大震災の地図情報
 地図を見て、こんなに悲しい思いをしたことは、これまでなかった。
  −東日本大震災における大津波被害−
 東北地方太平洋沖地震と海底地形の変化
 東日本大震災にともなう変位地形
  −いわき市南部に出現した活断層と地すべり−
 緊急撮影画像の配信とクラウドソーシングによる被災情報の三次元判読
 原子力施設事故による風評被害
 原子力施設事故による風評被害

■ 地図楽
 読図のヒントVII−子午線2−
 紙の地形図をじっくり眺めてみよう 第5回 旧版地形図を並べてみる
 古地図を旅するU

■ 文献紹介
 『パノラマ鳥瞰地図帳』
 『藤村の旅路』
 『地図で読む戦争の時代』

■ コラム
 19世紀末の日本図 “MAP OF JAPAN FOR TOURISTS”

■ 資料室
 2011年2月〜2011年4月
 地図情報センターからのお知らせ

付録
 「英帝國世界領土略取史圖」

地図情報 Vol.31 No.2 通巻118号 「東日本大震災の地図情報」
〔付録解説〕英帝國世界領土略取史圖−東洋文化協會編輯 昭和16年5月1日発行
「画報躍進之日本」付録(小川政博氏寄贈)
 何ともユニークな地図である。流線図を思わせる体裁だが、イギリスがいかに世界各地を「侵略」し「略取」してきたかを時系列で示している(ベースはメルカトル図法)。竹田いさみ『世界史をつくった海賊』(ちくま新書)はイギリスが海賊行為により大英帝国になったことを活写しているが、その付図としても使えそうだ。
 タコの頭(実際は胴)がユニオンジャックになっているのが何とも言えない。横の帯ははちまきにも見える。タコと言ったが、足(腕)が8本どころか、その倍以上である。昭和16年の発行であり、太平洋戦争勃発直前の緊張した時期のはずだが、ユーモアを感じるのが意外である。
 「画報躍進之日本」は、「アサヒグラフ」「サンデー毎日」「週刊朝日」「国際写真新聞」「歴史写真」「世界画報」「国際写真情報」などと並ぶ時局雑誌(ニュース写真雑誌)であった。書店の店頭に並ぶのではなく、予約会員に届けられたもので、表紙や口絵は色刷で、着色写真でも素晴らしい仕上がりのものもあったと言う(http://p.tl/1gaN参照)。この地図の面白さも納得できる。 (田代 博 (財)地図情報センター評議員)

〔付録〕
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